岩倉駅の改札前では毎週水土12:30から岩倉市で野菜の直売会が行われています。
直売会にはたくさんの野菜が並んでおり、見たことのない野菜もチラホラと並んでいます。
老若男女問わず様々な年代の方々が野菜を買っていかれる様子に、岩倉に根付く確かな活気を感じます。大学最寄り駅のほんの二駅隣で、こうして生産者さんの顔を見ながら野菜を買うことができる場所があることは知りませんでした。
そして、今回は直売会の会長である服部さんにお話を伺いました。
服部さんによると、この直売会は始まってから30年近く続いており、当初のメンバーから代替わりして運営を続けているそうです。
職業として農家をしていらっしゃるメンバーの方は存外に少ないらしく、身を立てるためのものというよりも、「野菜の広場」それ自体が楽しく続けるために作物を作っている、というのが服部さんのお話を聞いた私の印象でした。
生産者の方からしても、自分の野菜を買ってくれる消費者の方のお顔を見ながら自分の手で作物を売れる場所というのは一等特別な場所なのでしょう。
お話の中で「私がやっているのはほとんど家庭菜園ですよ」と朗らかに笑いながら仰っている服部さんが売っていらした晩柑を買ってお家で食べてみました。少し酸味が強く一口目はびっくりしましたが、食べ進めればそれも爽やかで心地よく、果肉のプチプチとした食感もとても楽しくすぐに食べ終わってしまいました。
とても良いお話を聞かせていただけました。
岩倉駅へ立ち寄ることがありましたら、是非野菜の広場をのぞいてみてはいかがでしょうか。新鮮な野菜と服部さんたち野菜の広場の方々が暖かく迎えてくれることでしょう。
